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吉幸のつぶやき

6 子育て環境

お年寄りの方と酒を飲みながらお話をすると、「昔は良かった」と言う言葉をよく耳にする。昔の事を懐かしく思い、過去の良い思い出だけが脳裏をよぎるのだろう。
最近私自身も過去の生き様を振り返るようになった。特に子供時代の事を懐かしく思い出すのは齢のせいかも知れない。
自分たちが子供のころは、祖父母や両親からの躾もさることながら、地域の大人たちや学校の先生の大きな愛情で、どの子どももわが子・わが孫のように可愛がり、子供たちの性格や家庭の状況を十分に把握した上で、褒めたり、怒ったり、なだめたりと学校・地域・家庭が三者一体となり、地域全体で子育てをしていたように思う。
子どもたちは、学校から帰ると子ども全員がガキ大将のもとに集まり、夕方遅くまで遊びまわっていた。こんなことを言うと親は子どもを放任していたかのようにとられるが、忙しい中、要所ではしっかりとサポートし、必要以上の干渉をしなかったといったほうが正しいと思う。つまり、親が子離れしていたのである。
今考えれば危険な濁流の川の中で泳いだり、魚をとったり自然の厳しさにも直接触れ、どこまでが安全か危険かを体で覚えた。集団や個人で喧嘩もよくしたが、相手を死にまで追い込むような喧嘩はなく、泣けば終わりで5分もたてば仲良く遊んだものだ。
子どもたちはガキ大将の統制の中、社会のルールを学び自然界の厳しさを体験し、成長をしてきた。
動物も生物も生きるためには並々ならぬ努力をしている。我々人間もそれぞれの年代に応じたルールの中で学び競いあうことは必要であり、それが人生を生き抜く大きな力になると思う。年間3万人を超える自殺者がでる今日、今一度原点に帰り子育て環境を考えなければ・・・
わたなべ便り