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吉幸のつぶやき

15 家族再生元年

家族再生元年
東日本大震災からまもなく一年になります。16000人余の死者を出した上、未だに3300人余りの行方不明者がいる。この犠牲の大きさには言葉がありません。「不幸を知って初めて知る幸せがあるように」この未曾有の自然災害によって気付かされたものもあります。
それは人との絆の大切さであります。
昨年の世相を表す言葉に「絆」が選ばれ「震災婚」という言葉も生まれました。多くの日本人が家庭の価値に気付いた象徴的な出来事であります。
食料も水も電気もなければ、文明の利器も無力になる。となると、頼れるのは人の力だけ、それは家族だったのであります。
被災地でパニックが起きなかったのは、血縁や地縁が強い東北だったからではないでしょうか。もし大震災が首都圏を襲ったら、どうなるか。自然の猛威による被害よりもパニックによる被害のほうが悲劇的かも知れません。
社会の基本は個人であり、幸せになるにはまず自由を手にすることだという戦後の価値観は日本人を彷徨させただけだったのであります。
社会保障費が膨大になったのも、児童虐待などの社会問題が深刻化したのも、子供の数が減ったのも家族の価値を軽視し続けてきたからではないでしょうか。
「3.11」がきっかけとなって、少なからぬ日本人は幸福の源泉が家庭にあることに気付きました。今年は「復興元年」といわれていますが、日本全体にとっては、「家族再生元年」にしなければならないと強く考えるのであります。
わたなべ便り