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吉幸のつぶやき

1 もったいない

ケニアの環境副大臣マータイさんが、日本語の「もったいない」を環境保護の合言葉として紹介し、このような深い意味をもつ言葉は、世界のどの国にもないと会議の参加者と共に「もったいない」を唱和された。
演説の中で、「もったいない」は①消費を抑える ②再使用する ③資源を再利用する④修理する。まさに省エネのためにあるような言葉である。
思えば子供の頃、両親から電気を消しなさい、湯が冷めないうちに風呂に行きなさい、それから兄弟による古着の活用、ズボンの膝や靴下などにはあて布などなど、今時子供も大人も当て布をしているような服を着ている人は見当たらない。
時代が時代だからと言えばそれまでだけど、「もったいない」と言う言葉が死語となりつつある今、使い捨ての消費時代を考え直すいい機会ではないだろうか。
今の子供たちは、蛇口をまわせばお湯が出る、スイッチ押せば冷暖房、冷蔵庫には季節を感じさせない食材があふれ、それが当然であり感謝する気持ちも伺えない。
我々団塊の世代の子供時代は農繁休暇といって田植時期など忙しい時期は、家の手伝いをさせるため学校は一斉に休暇を与えた。それ以外にも、学校から帰ると子供の年齢に応じて労働力として期待され、家族の一員としての役割分担ができ、子供ながらに参画意識をもち家族に一体感があった。
今流に言うと体験学習であり、厳しい世の中で自立するための準備運動のようなものではなかったか。
昔のことを言うと子供に嫌がられるが、考えるに今の親は私も含め子供たちを甘やかしすぎである。ましてや子供の顔色を見るようでは決して子供のためにはならないと断言できる。
町内で子供たちがお手伝いをしている光景はほとんど見当たらない。時に子供が手伝っている姿を見ると。本当にほほえましく、親子の絆、家庭の温かさを感じ、忘れ去った昔の日本の心を感じさせる。
深みのある言葉「もったない」をもっている日本文化に誇りと自信をもち、環境問題が世界の重要テーマである昨今、限られた地球の資源を大切にするためにも、おじいちゃん、おばあちゃんの「もったいない」という言葉に耳を傾け、子供や孫達に「もったいない」という言葉を言い伝えていきたい。
わたなべ便り